身辺整理とは?人生の後半戦をスムーズに過ごすための6つの整理方法

身辺整理とは?人生の後半戦をスムーズに過ごすための6つの整理方法

人生100年時代と言われる現代において、私たちはますます長生きをするようになりました。
しかし、長生きは喜ばしい反面、老後に対する漠然とした不安を抱えている人も少なくないでしょう。
特に、これからの長い人生をどのように過ごしていきたいのか、具体的なイメージが湧かないという人は、人生の後半戦をより豊かに、そして安心して過ごすための準備を始めたいと考えるかもしれません。
そこで今回は、人生の後半戦をスムーズに過ごすための方法として、「身辺整理」について解説していきます。

身辺整理とは?

身辺整理とは、不要なものを処分したり、整理したりすることで、これからの人生を新しい気持ちで始めるための活動のことです。
結婚や転職といった人生の転機にも使われる言葉ですが、特に「終活の一環」として捉えられることが多いでしょう。

身辺整理は、単なる片付けや整理とは異なる目的を持っています。

それは、自分の人生を見つめ直し、本当に大切なものを見極めることで、残りの人生を自分らしく、そして充実した日々を送るためです。

身辺整理は、自分自身と向き合い、これからの人生をどのように過ごしたいのか、明確にするためのプロセスと言えるでしょう。

不要なものを手放すことで、心もスッキリと生まれ変わり、新たな目標に向かって進んでいくことができます。

身辺整理で整理すべき6つの項目

身辺整理において、必ず整理しておきたいものは6つあります。

1:財産・貴重品

預金通帳、保険証書、有価証券などの財産にかかわるもの、保険証、年金手帳、確定申告関連の書類など、死亡後の手続きに必要となるものは、いつでも取り出せる場所にまとめて保管しましょう。
また、保管場所も家族に伝えておくことが大切です。

特に、ネット銀行やクレジットカードのID・パスワードは、家族に知らせておかないと、残された家族が預金を引き出す、口座を凍結するといった際に手続きが困難になります。
ローンや借金など、負債の金額を把握しておくことも重要です。
残された家族に借金を負わせないよう、忘れずに整理しておきましょう。

2:持ち物

長年着ていない洋服、壊れたまま放置している家具や家電、もう読まない書籍類など、不用品は処分しましょう。
自分にとっては価値があるコレクションでも、家族にとっては対応に困る品物である場合があります。
高価な品物であっても、家族が知らずに処分してしまう可能性もあります。
趣味の品やコレクションは無理に手放す必要はありませんが、自分の死後どのように扱ってほしいかを家族に伝えておきましょう。

3:人間関係

死ぬまでに会いたい人は誰か、自分の葬儀に来てほしいのは誰か、と考えると、自分にとって大切な人がわかるでしょう。
残りの人生を一緒に過ごしたい人達を明確にし、今後お付き合いすべき相手を整理しておきましょう。
友人との喧嘩や訴訟を未解決のままにしている方は、関係を修復するか、潔く決裂を選ぶことで、未練なく人生を終えられます。

4:クレジットや口座・有料サービスなどの契約

クレジットカード、銀行口座、各種サービスの契約など、定期的に確認し、不要なものは解約しましょう。
契約内容を把握しておくことで、家族に負担をかけずに手続きを進められます。

5:SNS

SNSのアカウントを見直し、不要なものは削除しましょう。
アカウントをそのままにしておくと、個人情報が流出するリスクがあります。
また、残された家族がアカウントを管理する負担を減らすためにも、整理しておくことが大切です。

6:思い出の品、写真、動画

思い出の品、写真、動画は、デジタルデータ化しておくと、保管場所を取らずに、いつでも見返せます。
また、家族に共有しておくと、あなたがいなくなってからも、大切な思い出を共有できます。

まとめ

身辺整理は、人生の後半戦をスムーズに過ごすために非常に有効な手段です。
不要なものを手放すことで、心もスッキリと生まれ変わり、新たな目標に向かって進めます。
今回の記事を参考にして、あなたも自分の人生を見つめ直し、本当に大切なものを見極め、残りの人生を自分らしく、そして充実した日々を送るための準備を始めましょう。

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